BuffaloのNASHDDの有線LAN比較
BuffaloのNASHDDシリーズ(1ベイタイプ)での有線LANの転送速度の検証を行いました。このシリーズは以下の3種類があります。Windowsのネットワークドライブを割り当てした後、CrystalDiskMarkで測定しました。
LS710Dシリーズ:容量4GB
2.5GBASE-T
1000BASE-T
100BASE-TX
10BASE-T(AUTO-MDIX対応)
LS510DGシリーズ:容量4GB
1000BASE-T
100BASE-TX
10BASE-T(AUTO-MDIX対応)
LS210Dシリーズ:容量4GB
1000BASE-T
100BASE-TX
10BASE-T(AUTO-MDIX対応)
実物はこんな感じです。左:LS710Dシリーズ、中央:LS510Dシリーズ、右:LS210Dシリーズ、
検証に使用したノートパソコンおよび周辺機器
使用したパソコンはdynabook PZ-MUです。
スペックは、下記の通りです。
CPU:インテル Core i5-1235U プロセッサー
メモリー:16.0 GB
ストレージ:512GB SSD
OS:Windows 11 Pro 64bit
LAN:1000Base-T/100Base-TX/10Base-T
上記機種は有線LANポートがMAX1000Baseなので2.5GbEのUSBLANアダプタを使用しました。
WAVLINK USB-C 2.5G有線LANアダプター
スイッチングハブはプラネックス Planex 8ポート 2.5GBASE-T スイッチングハブ FX2G-08EMを使用しました。
FX2G-08EM
1GBASEのスイッチングハブはBUFFALOのLSW4-GT-8EPを使用しました。
LSW4-GT-8EP
無線ルーターはBUUFALOのWXR-6000AX12Sで10GBASEに接続して検証しました。
WXR-6000AX12S
2.5Gおよびギガビットハブ経由で検証
既存のLANおよびUSB有線LANアダプターで検証してみました。
イーサネット2.5Gbps
イーサネット1.0Gbps
NASHDD
2.5GのUSB有線LANアダプター
2.5Gスイッチングハブを使用
FX2G-08EM
付属のLANボード
ギガビットスイッチングハブを使用
LSW4-GT-8EP
LS710Dシリーズは、2.5Gのスイッチングハブ経由では仕様通りの転送速度がでました。
LS510Dシリーズは、USBアダプタからの2.5Gのスイッチングハブ経由では速度がでません。付属の有線LAN経由で使用したほうがよさそうです。
LS210Dシリーズは速度の違いはほとんどありません。
Wi-Fi6経由での検証
BuufaloのWXR-6000AX12Sは10Gbpsポートが装備してあるのでそこにプラネックスの2.5Gのハブを接続して検証しました。
Wi-Fi6 2.5Gbps
通常Wi-Fi 2.5Gbps
NASHDD
5GHz
2.4GHz
LS710DシリーズはWi-Fi6の5Ghzにアクセスすると200までは出ませんが1G有線LANより転送速度は良いようです。2.4GHzではそれなりです
LS510DシリーズはWi-Fi6の有線LANと同じです。
LS210Dシリーズは有線LANより速い結果がでました。
ちなみにギガビットハブでもそれなりに速度はでました。
まとめ
検証の結果、Wi-Fi接続でもかなりの速度が出ることに驚きました。ただし、ネットワーク環境によっては影響を受ける可能性があります。
価格に関しては、GB数によって変動しますが、4GBでは大きな差は見られません。そのため、LS710Dシリーズが適していると思われます。また、LS710D、LS510D、LS210DのいずれもHDDタイプであるため、SSDのような速度は期待できません。スキャナ、FAX、データのバックアップなどでの使用をお勧めします。
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